『アイアムヒーロー』ネタバレ!感想と評価も

映画『アイアムヒーロー』のあらすじネタバレと感想や評価をまとめました!

以下、あらすじやネタバレが含まれる記事となりますので、まずは映画『アイアムヒーロー』作品情報をどうぞ!

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映画『アイアムヒーロー』作品情報

公開

2016年(日本)

監督

佐藤信介

キャスト

大泉 洋(鈴木英雄)、有村架純(早狩比呂美)、長澤まさみ(藪)、吉沢 悠(伊浦)、岡田義徳(サンゴ)

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映画『アイアムヒーロー』あらすじとネタバレ

ヒーローにはなれない男

漫画家志望の鈴木英雄は、15年前に新人賞を取ったきり、夢をあきらめきれないままアシスタント生活を続けています。

そんな英雄に業を煮やした同棲相手のてっこは、激怒の末に英雄を部屋から閉め出します。公園で夜を明かした英雄は、翌朝そのまま仕事場に向かいました。

てっこの電話で英雄が部屋へ帰ると、人間とは思えない異様な動きで、凶暴化したてっこが襲いかかります。激しく揉み合い、床に倒れたてっこは動かなくなります。

英雄は、大切にしていた趣味のクレー射撃銃を持って仕事場に逃げ戻りますが、そこには同僚の三谷がバットを持ち、血を流した姿で立っていました。

英雄は三谷から、ウィルス感染で日本中パニック状態であること、感染者に噛まれると自分も感染すること、感染者は頭を潰さない限り生きていることを聞かされます。

三谷は襲ってきた漫画家をバットで反撃、おれも噛まれたがあんなふうにはならないと言い残して、自分で首を切り命を絶ちます。ショックを受けて逃げ出す英雄。

感染者から逃げまどう人々で大混乱の中、タクシーを捕まえた英雄は、乗り込んできた女子高生とスーツの男と共に高速を走ります。実は感染者だったスーツの男とタクシー運転手が格闘し、車が横転して英雄と女子高生は意識を失います。

ヒーローになりたい男

なんとか無事だった二人は、ネット情報で感染者のことをZQN(ゾキュン)と呼ぶと知り、標高の高い富士山の上なら安全だという書き込みを見ます。

比呂美と名乗るその女子高生の首筋に、噛まれた後を見た英雄は銃を構えます。赤ん坊に噛まれたという比呂美は、ゾキュンになったら撃ってもいいよと投げやりです。

英雄はたじろぎますが、比呂美の体はこわばり、徐々に変化が現れ始めます。

比呂美を置き去りにして逃げた英雄でしたが、途中で男のゾキュンに襲われたところに比呂美が現れ、半ゾキュン化した状態で男をバラバラにしてしまいます。

口もきかず立ち尽くすだけの比呂美をつれて、英雄は巨大アウトレットモールにたどり着きます。モールの敷地内には、ゾキュンの大群がさまよっていました。

英雄は、建物の屋上に避難する集団と遭遇します。リーダーで独裁者タイプの伊浦は、地下の倉庫から食料を調達する計画を立てていましたが、そのためには英雄の銃が必要なので渡せと命じます。

抵抗したものの、銃を奪われ殴られた挙句に気絶した英雄。しかし、その銃を伊浦から奪い取ったニートのサンゴが、新たなリーダーとなり雄叫びを上げます。

名前は「英雄」なのに、永遠にヒーローにはなれない。

つくづく自分が情けない英雄は、比呂美の面倒をみてくれた看護師の藪に弱音を吐きます。藪もまた、患者を見捨てて逃げてきたことで自分を責めていました。

ヒーローになっていた男

サンゴと伊浦、そして英雄と数人の男達は、倉庫を目指して暗闇の駐車場の中をおそるおそる進んでいきます。突然、照明がついて周囲が明るくなります。

倉庫へたどりつき食料をかき集めていると、スピーカーから大音量の音楽が流れます。音に吸い寄せられ倉庫に近づいてきたゾキュンに、男達は次々と襲われます。

完全にビビッてしまった英雄は、狭いロッカーの中に隠れて息を殺します。

照明も音楽も、集団から離れ守衛室に身を潜めていた伊浦がやったことでした。

ロッカーの外に落ちている無線機から、助けを求める藪の声が聞こえます。屋上もゾキュンに襲われ全滅状態でした。英雄は何度も躊躇しながら、意を決してロッカーから飛び出し逆襲に転じ、床に落ちていた銃も手に入れました。

比呂美を背負った藪が駐車場へたどり着くと、そこにいた伊浦が一緒に逃げようと言いますが、その直後に異変が現れて伊浦がゾキュン化します。

駆けつけた英雄が伊浦を撃ち、そこにサンゴと中年男性アベも加わります。しかし、彼らの両側にはゾキュンの大群。残った銃弾で、熾烈な闘いの幕が開きました。

サンゴとアベが襲われ、藪も倒れ込み、英雄の銃弾も尽きた時、最後の一人に残ったゾキュンが藪と比呂美めがけて突進してきます。英雄は銃を振りかぶり、銃底でゾキュンの頭部を打ち砕きます。

今まで口をきかなかった比呂美が、ぼんやりした目で英雄を見つめるとたった一言「ヒーロー」と小さくつぶやきました。

車でモールを脱出した3人は、明るい陽射しの向こうへ走りだします。

映画『アイアムヒーロー』の感想と評価

役者さん達の頑張りをはるかに超えた、作り手さん達の情熱と信念とド根性がびんびんに伝わってくる気がしました。

あんなゾンビ、そんなゾンビ、こんなゾンビと、見て見て感満載で繰り広げられる衝撃シーンの数々。JAPANゾンビもここまでやるぜ!と耳元で叫ばれているような錯覚に陥った2時間です。しかし確実に食欲が激減したので、大成功だと思います。

ゾンビの聖地・ショッピングモールが舞台ですが、その前後が詳しく描かれている原作と違って、2時間で描くにはモールでなければいけない根拠が薄く、一本の映画として見た場合、またかのロメロ・リスペクトで終わりそうなところが残念でした。

もしや本気のリスペクトだったら、巨大モール立て籠もりのお約束、無人ショッピングフロアでのやりたい放題も見せてほしかったですが。

男一人に女二人の逃避行は、『28日後…』(2002)を彷彿とさせます。本当に怖いのはゾンビより人間、と仄めかすあちらに対し、『アイアムヒーロー』では、怖いのは絶対的にゾンビ、いやゾキュン。ということは楽しんだ者が勝ち組ですね。

まとめ

花沢健吾による、漫画雑誌「ビッグコミック・スピリッツ」連載中のベストセラーコミックの実写映画です。

シッチェス国際映画祭、ポルト国際映画祭、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭などで複数の賞を獲得。海外でも高く評価されているようです。

本気を出せば、得意の銃でゾキュンを全滅させるほど男らしい英雄。彼がいなければ、藪も比呂美も確実に生き延びることは不可能でした。それでも藪は今後も英雄にタメ口で、英雄も永遠に彼女に敬語でしょう。頑張れ英雄!と思わずにはいられません。

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