映画『この世界の片隅に』が2016.11/12に公開されました。
戦時中の広島・呉を舞台にした同名漫画『この世界の片隅に』(原作:こうの史代)をクラウドファンディングで支援を募りアニメ映画化、主演声優は能年玲奈から改名し、今後の芸能活動の行方が注目されるのんさんが担当ということで、作品を取り巻く周辺情報の方が注目を集めている同作ですが、作品そのものの感想や評価はどのようなものになっているのか、まとめていきます!
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映画『この世界の片隅に』を観てきた感想!
まずは、私が公開初日に『この世界の片隅に』を映画館で観てきた感想を!

公開初日の土曜日午後12:30からの回を観てきましたが、客入りは80〜90%程度、客層は少し年齢層高めで20代後半以上がほとんど、50代や60代の方も目立ちました。
アニメ作品とはいえ、扱っているテーマが戦争なので、若者が率先して観に行く作品ではないので、この客層も納得。
それと同時に2016年は『君の名は』の大ヒットやリオオリンピックの東京への引き継ぎセレモニーでのアニメやゲーム推しなどでアニメ=子供のものという昔の日本の大人が持っていたネガティブな固定概念や先入観は無くなっているんだろうなぁ、良いことだなぁと30代前半の私は時代の流れを感じたりも。
そして、肝心の映画『この世界の片隅に』の感想ですが、まず一言。
スゴイ、良かったです!
戦争ものは観た後にがっくり来るので、正直あまり好んでは観ないですし、『この世界の片隅に』もそこまで観たい訳ではなかったのですが、ヒマだし、ブログのネタになりそうだからという安直な気持ちで観に行ったのですが、行ってよかったというのが素直な感想です。
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能年玲奈改め「のん」アニメ映画声優初主演 演技が下手?
私は日頃TBSラジオを好んで聴いているのですが、ここ1〜2週間よく『この世界の片隅に』のスポットCMが流れていて、そこで流れるのんさんの声優としての演技力が正直「これは下手じゃないのか…?大丈夫か…?」と思っていたのですが、杞憂でした。
ラジオCMでは「防災警報発令中!防災警報発令中!〜」というのんさん演じる北条すずのセリフの部分が流れるのですが、ここを切り取ってCMにしてしまったのは『この世界の片隅に』映画全体を見ると失敗だったと私は感じました。
ちょっとネタバレ(とはいえ、これを読んでも映画全体への影響にはならないので安心してください!)になりますが、このセリフはその状況こそ緊迫しているシーンで、のんさんが発するわけですが、作品の流れとしては少しコミカルといいますか、のんさん演じる北条すずのマイペースかつまじめな、可愛らしいキャラクターを描くことが目的のシーンなんです。
そのため、わざと棒読みっぽいというか、台本を読んでるような演技をのんさんはしたのだと思います。
TBSラジオでこのCMを聴いたことがある方には共感していただけると思いますが、ここのシーンだけ聴いてしまうとのんさんの声優としての演技は下手と感じる方がほとんどのはず。
GoogleやYahoo!などで「この世界の片隅に のん」と検索すると関連ワードのトップに「下手」と出てきてしまうのはこのCMのせいなんじゃないかと作品を観たあとの私は少し怒りを覚えています…!
もちろん演技の上手い、下手は人によって感じ方が違うので言い切れませんが、私個人の感想としてはのんさんの声優としての演技は全然下手じゃないです!
そして映画『この世界の片隅に』は他の声優さんはそこまで有名な方がキャスティングされている訳ではないと思いますが、どの声優さんも自然で、本当にこの人いるんじゃないかと思わせるような演技をされており、とても良いバランスで作られた作品と感じました。
映画『この世界の片隅に』ネットの感想と評価は?
最後に映画『この世界の片隅に』のネットでの感想や評価をまとめていきます!
『この世界の片隅に』は風景や音のこだわりが圧倒的で、戦時下を舞台にした映像作品でも経験したことのないような手触りや実在感をもたらしていた。確かにそこにすずさんが生きているのだと感じられた
— Ohashi (@ok5ok7) 2016年11月12日
「この世界の片隅に」素晴らしすぎた。本当に素晴らしかった。こんな作品を世に放って届けてくれるこの世界を肯定したい。本当に素晴らしかった。溢れるものが止まらない。
— UZK (@uz_k) 2016年11月12日
この世界の片隅に
ちょっと連続して観るにはしんどい展開もあるけど、戦争は悲惨だうわーうわーな話になってなくてひたすら普通であろうとした物語で大変良かった。
笑える展開も折々にあったし、のんの演技も本職の声優ではないがこれしかないって感じだし、上映館少な目なのが惜しい。— 畦道競歩 (@yggryojo) 2016年11月12日
この世界の片隅に、今年ベストと名高いですが、今年はベスト級の映画が多すぎる
— OKADICKリム (@otsuki155) 2016年11月12日
語彙力がないから適切な言葉を紡ぎ出せないけど、この世界の片隅には多くの人にみてほしいと素直に思ってしまった作品でした。
— まさか (@961maskman) 2016年11月12日
とにかく、高評価なツイートが目立ちますね…!
2016年は『君の名は』と『シン・ゴジラ』という話題作もあり、邦画は勢いがありますね。
『この世界の片隅に』はクラウドファンディングからプロジェクトがスタートしたこともあり、前述の2作よりも圧倒的に小さな規模での展開となっていますが、公開初日の絶賛の嵐を観ると、ここからどんどん話題になり、多くの人々の想像を超える大ヒットになる可能性もあると思います!
この世界の片隅に見たい。見に行かなきゃと思ったけど案の定近くの劇場ではやってなかったよ。
— どんてこ (@llyosdonll) 2016年11月12日
うちの近所の(というか熊本県内で)『この世界の片隅に』を上映するの、来年1月からと結構遠いので(しかも2週間くらいしか上映しない)、観忘れないよう上映期間をスケジュールに入れておいた。パーペキ
— ナツキ・エビス (@AB_MkIII) 2016年11月12日
[adsense]この世界の片隅に観に行きたいんだけどやってる劇場ばらばらすぎでは…
— Yuu (@u_1_p) 2016年11月12日
私は福岡で観たのですが、2016.11/12の公開初日の段階で福岡市内はキャナルシティ天神のユナイテッド・シネマだけでの公開のようでした。
Twitterのトレンドにも「この世界の片隅に」や「のん」といったキーワードが軒並み登場しており、「観たいのにやってない…!」という悲痛な叫びもたくさん…
配給の兼ね合いなどがあるので、全国どこでも観られるという状況になるのは難しいかもしれませんが、公開初日にここまで大きな話題になっている様子を観ると映画『この世界の片隅に』はロングラン上映や上映劇場の拡大など期待出来そうな雰囲気です。
『君の名は』の大ヒットもあり、映画館も今はアニメ作品で盛り上げたいという気持ちが強いはずなので、映画『この世界の片隅に』が上映されていない地域のみなさん、期待して待ちましょう!
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