はしかの症状や感染経路は?潜伏期間や治療法についても

『麻疹(はしか)』はウィルス性の感染症で、高熱と全身の発疹が発症する病気です。

2016年7月末から松戸市で一部麻疹を発症した方がいたり、2016/8/14に行われた幕張メッセにおけるジャスティン・ビーバーのライブコンサート会場に麻疹の発症者が参加していたということで騒動になっています。

今回は麻疹(はしか)の症状や潜伏期間、感染経路や治療などについて調べてみました。

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麻疹(はしか)の潜伏期間と発症後の症状は?

麻疹(はしか)の発症は、潜伏期間も含めて以下の4つの期間に分かれるとされています。

潜伏期間

麻疹(はしか)にかかったがまだ発症はしていない期間である『潜伏期間』は、短くて1週間、長い場合は2週間程度とされています。

多くの場合、10日~12日程度で次の『カタル期』に移行します。

カタル期

麻疹(はしか)がカタル期に入ると、発熱や倦怠感といった風邪に近い症状が発症します。

この期間では風邪との区別がつきにくいですが、発疹の前段階として、口内に白い斑点が発生することが多く、それが通常の風邪との違いを見極める要素となります。

この期間が最も麻疹(はしか)の感染力が強い期間とされています。

発疹期

カタル期の終わりごろになると一旦下熱して収まったように見えますが、半日ほどでカタル期以上に発熱し、全身に発疹が見られるようになります。

症状としては最もきつい時期に当たります。

感染力はカタル期よりも低下していますが、まだまだ十分な感染力を持ちます。

回復期

発疹期の発熱から3日程度経つと再び下熱し、発疹も収まります。
ただし、感染力は回復期に入ってもしばらくは残るため、2・3日は様子を見る必要があります。

合併症など

麻疹(はしか)自体は死亡にまで至る可能性は低い病気とされていますが、麻疹を発症すると様々な合併症が発症する可能性があります。

そのうち脳炎と肺炎は麻疹の合併症として特に死亡する危険性が高まる合併症とされます。

また、妊婦の方は麻疹単独の発症でも流産や死産などの危険性が高まってしまいます。

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麻疹(はしか)の感染経路は?

病原体が人間の感染者から別の人間に直接感染する場合、感染経路としては感染者と接触することで感染する『接触感染』、感染者のくしゃみや咳などから飛散する体液から感染する『飛沫感染』、感染者の近くにいるだけで空気を伝って感染する『空気感染(飛沫核感染)』があります。

麻疹は『空気感染』が起こり得る病気とされています。

近くにいるだけで感染してしまうので、あっという間に感染が拡大してしまいます。

冬場によく流行するインフルエンザでも空気感染はしない(飛沫感染まで)とされているので、麻疹(はしか)の感染力は極めて高いです。

通常の風邪のように病院で診察を受けてしまうと、病院の患者にまで感染してしまう可能性があるため、カタル期のような症状(特に口内の白い斑点)が見られた場合にはまず電話で相談するようにしましょう。

麻疹(はしか)の治療法は?

麻疹(はしか)を根本的に治療する薬は存在せず、症状を軽減する『対症療法』を行いつつ自然治癒を待つしかありません。

治療薬が存在しないため、麻疹に対する最も有効な対策は『ワクチン接種による予防』となります。

しかし一度の予防接種では完全な予防とならないことも少なくないようで、その場合は軽度の麻疹(修飾麻疹)を発症することもあります。

現在は予防接種を繰り返すことでリスクを下げていますが(それでも低確率で完全に予防できない場合もあります)、予防接種は強制ではないですし、制度の移行期などにより特に30代の方は予防接種を受けていない可能性が高いとされていますので、心配な方は念のため母子手帳などで接種歴を確認したり、医師に相談するなどしましょう。

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麻疹(はしか)の症状や潜伏期間、感染経路や治療法についてのまとめ

ジャスティン・ビーバーのライブから既に10日以上が経過しており、もしその時に麻疹(はしか)に感染してしまった場合はカタル期に入るころになっています。

この日の幕張周辺はライブだけでなく、プロ野球やAKB48の握手会が開催されたため非常に混雑しており、幕張から東京への帰り道でディズニーランドやコミックマーケットなどの客と一緒になっている可能性もあるため、全国的に感染が拡大する可能性があるとされています。

麻疹(はしか)のような症状が見られた場合はいきなり病院で診察するようなことはせず、必ず医療機関に電話で確認するようにしましょう。

以上、麻疹(はしか)の症状や潜伏期間、感染経路や治療法についてまとめてみました。

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