みなさんはニホニウムをご存知でしょうか?
2016年6/8、突如インターネットやTwitterで『ニホニウム』の文字が踊り、「なんじゃこれゃ?」と思った方も多いのではないでしょうか?
2016年の流行語大賞にもノミネートされそうなニホニウムとは何なのか、調べてみました!
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日本初の新元素『ニホニウム』の発見者は?
まず気になるのは日本初の命名権を獲得した113番目の新元素『ニホニウム』を誰が発見したかですが、STAP細胞問題で不名誉な形で世の中に名前が広がってしまった理化学研究所のチームが発見し、2015年12月末にニュースとして世間にも広がりました。
日本初の新元素、理研が発見 国際認定へ 米露の共同研究チームを退けて認定される見込み https://t.co/bYem3kAt5K pic.twitter.com/6vJlSL3V6A
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2015年12月25日
STAP細胞問題では組織体制などを含め、批判を浴びた理化学研究所ですが、日本屈指の頭脳が集まっているだけのことはありますね。
今回の新元素『ニホニウム』での汚名返上を狙いたいところでしょう!
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113番目の新元素『ニホニウム』なぜこの名前になった?
ニホニウムという文字を最初に見た時は「新しいアプリかな?」と理系に弱い私は思ってしまいました…苦笑
なぜ日本初の命名権を獲得した113番目の新元素が『ニホニウム』という名前になったのか調べてみたところ、元素の名称は国・地域・科学者などの名前に「イウム」を足すのが国際的なルールだそうです。
名称案を決めた理化学研究所・森田浩介グループディレクターは「発見されたのが日本ということが明確に伝わる名前にしたい」と考えており、国名にちなんだ『ニホニウム』という方針に決めたそうです。
ちなみに『ニホニウム』という名称が発表される前は『ジャポニウム』なども候補に挙がっていたそうですが「ジャポ」は英語での日本を表す表現なので、より日本的にしたいということで『ニホニウム』になったようですね。
『ニホニウム』に近い名称で『ニッポニウム』という案も出なかったのかな?と思って調べてみたところ、明治41年に元東北大学総長・小川正孝博士という方が新元素として『ニッポニウム』を発表したという経緯があり、過去に仕様した元素名は使えないというルールから、今回の新元素への採用案が出る余地もなかったようです。
ちなみに『ニッポニウム』は最終的に別の元素ということが判明し、周期表には掲載されなかったため、今回の113番目の新元素が日本で初めて命名権を獲得した元素となります。
113番目の新元素『ニホニウム』名前の感想は?
ニホニウムってなんか力が抜ける名前。ダサくはないけどかっこよくもない感じ?発音はしにくい
— すけ3 (@midisland1) 2016年6月8日
原子番号113番 新元素の名称がニホニウムというセンスのなさよ。どこぞのお国の方々が反発しそうだし、いつか起源を主張しそう。
— てっちょ (@chukachara) 2016年6月8日
113番元素ニホニウムとかかっけえ
— マホガニー・マレコレアサメラ (@mahoganiasamela) 2016年6月8日
ニホニウムよりジャポニウムのほうがかっこいい
元素記号Jpってやばいでしょ、Nhよりイケメン— sushi (@s_typer) 2016年6月8日
『ニホニウム』という名称に関しては賛否が分かれているようですね。
私はつい柔らかい印象がして良いと思いましたが…
今後「二ホニホ」感のあるキャラの創作が絵師のみなさまによって行われるのも期待できそうですし。
何にしても日本が初めて命名権を取得した元素ということで、私も含め、普段科学の世界に興味が無い人々が『ニホニウム』についてあーだこーだ言うという状況がとても良いですよね!
ちなみに113番目の新元素『ニホニウム』の名称はまだ正式決定ではなく、国際機関でここから約5ヶ月間、一般からの意見を募り、2016年末〜2017年初頭に正式決定となるようです。
[adsense]113番目の新元素『ニホニウム』は将来、生活にどのようなメリットをもたらす?
「日本初の新元素!」という見出しばかりが目立つ『ニホニウム』が将来、私たちの生活にどのように役立つのか、調べてみました!
新元素ニホニウムは生活の役に立つ?
専門的なことは専門家の方々のサイトなどをご覧いただくとして、私なりに調べて見たところ、『ニホニウム』の発見が私たちの生活に大きなメリットをもたらすことは今のところほぼ無いという結論のようです。
こちらの記事を読んでみても、「新たな元素を発見すること」を各国の研究者が競っていて、それが何の役に立つかは二の次という印象を受けました。
少し残念ではありますが、こういったことの積み重ねがものすごい将来、人々の生活に大きなメリットや変革をもたらすというのは歴史を振り返れば明らかです。
気の遠くなるような研究を重ね、新たな元素を発見した理化学研究所のチームのみなさんに敬意を表し、この記事は終わりとさせていただきます。
では!
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