競泳日本代表の所属と通っている高校や大学が違う理由。

リオ五輪で日本のメダル獲得が期待される競技のひとつが、競泳です。

4月の日本選手権での一発選考に勝ち抜き、五輪への切符をつかんだ代表選手は34人。

このうち14人が中学・高校・大学生とフレッシュな顔ぶれとなりました。

その所属を見てみると、さまざまな学校の名前が並ぶほか、学校とともに別の所属チームの名前が併記されている選手もいます。

そこでこの記事では、日本代表選手たちの通う学校や所属チームについて考察していきます。

スポンサーリンク

リオ五輪の代表選手たちの所属の内訳は

競泳日本代表のうち、中学、高校、大学生の14人の顔ぶれと所属チームは以下の通りです。

リオ五輪 男子日本代表

萩野公介(東洋大学)
渡辺一平(早稲田大学)
瀬戸大也(JSS毛呂山スイミングスクール・早稲田大学)

リオ五輪 女子日本代表

渡部香生子(JSS立石ダイワスイミングスクール・早稲田大学)
池江璃花子(ルネサンス亀戸・淑徳巣鴨高校)
長谷川涼香(フィットネスクラブ東京ドーム・淑徳巣鴨高校)
寺村美穂(セントラルスポーツ・日本大学)
今井月(豊川高校)
内田美希(東洋大学・スウィン館林スイミングスクール)
五十嵐千尋(日本体育大学・スピードスイムクラブ)
持田早智(ルネサンス幕張・千葉商科大学付属高校)
青木智美(アリーナつきみ野スポーツクラブ・法政大学)
酒井夏海(スウィン南越谷スイミングスクール・さいたま市立土台中学校)

こうして見ると、さまざまな学校から代表選手が生まれているのがわかります。

また、ルネサンス、セントラル、アリーナ、スウィン、スピードなど、大手フィットネスクラブやスイミングスクール所属の選手も多いです。

水泳は子供の習い事の人気ランキング常連であり、代表選手たちも多くが幼い頃から水泳を始めています。

高校・大学に進んでからも、選手にとっては長年自分を見てきてくれたコーチの指導を受けられるのはメリットですし、スイミングスクールとしても、有力選手を囲いこめれば、「あのスクールはちゃんと指導力がある」という評価を得られるため、選手とスクールの関係というのは変わらず続くことが多いです。

たとえば、池江選手と長谷川選手は同じ高校に通いながら、池江選手がルネサンス亀戸、長谷川選手がフィットネスクラブ東京ドームと所属チームが違いますが、これも高校以前からの練習拠点の違いによるものでしょう。

ルネサンスのHPによると、池江選手は中学1年生で他の水泳クラブからルネサンスに移籍、中学時代は公立中学校に通っていたこともあり、週6回の練習をルネサンスを拠点に行っていたようです。

子供をスイミングスクールに通わせたいけれど、どこに通わせていいかわからないというお父さん、お母さんは、水泳のテレビ中継の選手たちの所属を見て考えてみるのもいいかもしれませんね。

スポンサーリンク

日本代表メンバーに見る「競泳の強い高校、大学」

競泳日本代表の選手たちの所属を学校別に見た場合、何といっても目立つのが、池江選手と長谷川選手を輩出している淑徳巣鴨高校の躍進でしょう。

共学の中高一貫校で、学校創立は1919年。

近年水泳部の強化に力を入れているようで、2015年は中学、高校ともに全国大会に出場、高校のインターハイでは男子が総合8位、女子が4位の成績を収めています。

また、大学については、早稲田大学、東洋大学、日本大学、日本体育大学の4つの大学から今回リオ五輪の代表が生まれています。

早稲田大学は人間科学部を持ち、ラグビー、野球、駅伝など大学スポーツ全般に力を入れていますし、東洋大学は北島康介選手を育てた平井伯昌さんが2013年から監督に就任、萩野選手をはじめ多くの有力選手が入学するようになりました。

日大も2012年ロンドン五輪までに125人もの五輪選手を送り出した名門中の名門で、こうした大学同士が、インカレなどで日ごろから競いあっていることで、大学生選手のレベルアップが図られていると言っていいでしょう。

所属チームが違うことでの弊害は?

所属チームがバラバラだと、日本代表として一貫した強化ができないのでは、という懸念を持たれる方もいると思いますが、競泳の場合、ジュニア時代からチームの垣根を越えて東京・北区のナショナルトレーニングセンターでの合宿や遠征などが行われていて、選手同士の絆は強いようです。

また、子供服メーカーとしておなじみのミキハウスがリオ五輪代表選手7人を輩出するなど、社会人となった選手たちの受け皿もアマチュアスポーツの中では充実している方だといえます。

マラソンなどでは実業団同士の連携がうまくいかず、トレーニングのノウハウが共有されなかったり、代表選手が故障した際、補欠選手の選出などの調整がうまくいかなかったりなどの問題も起きていますが、こと競泳に関してはそうした問題もあまり聞かれないように思います。

[adsense]

競泳日本代表の所属と通っている高校や大学が違う理由。まとめ

北島康介選手や寺川綾選手などメダリストたちが引退しても次々と若手が伸びてくる日本の競泳界。

選手たちの所属チームに着目すると、意外な師弟関係や先輩後輩、同期の間柄が見えてきて、こうしたつながりが強さを支えているのかも、と気づかされることがあります。

リオ五輪ではそうした点にも注目しつつ、選手たちを応援してみるのも面白いかもしれません。

スポンサーリンク