リオ五輪の切符を無事手にしたバレーボール日本代表女子に続いて、バレーボール男子は5月下旬に世界最終予選が行われ、出場12カ国が確定します。
日本の2大会ぶりの五輪出場はなるのか、そしてリオ五輪の優勝候補は?
この記事では、すでに決定している出場国の情報とあわせて、リオ五輪での戦いを展望します。
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ここまで7カ国が決定 リオ五輪バレーボール男子出場国の顔ぶれは
リオ五輪のバレーボール男子に出場できるのはあわせて12カ国。
直近の国際大会や、地域ごとに行われた予選の結果に応じて、ここまでに以下の7カ国が五輪の切符を手にしています。
・ブラジル(開催国)
・アメリカ(2015年ワールドカップ優勝)
・イタリア(2015年ワールドカップ2位)
・キューバ(北中米予選1位)
・エジプト(アフリカ予選1位)
・ロシア(ヨーロッパ予選1位)
・アルゼンチン(南米予選1位)
残る5つの枠については、日本とメキシコの2カ国に分かれて開催される世界最終予選の結果によって決まります。
このうち、日本大会では日本、イラン、オーストラリア、中国、フランス、ポーランド、ベネズエラ、カナダの8チームが参加、総当たりのリーグ戦で「アジアの最上位に入ったチーム」および「アジア最上位を除いた7チーム中3位以内に入ったチーム」に出場権が与えられます。
一方、メキシコ大会では、チリ、メキシコ、チュニジア、アルジェリアの4チームのうち最上位のチームのみが五輪に出場することができます。
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地元ブラジルが一番手?リオ五輪のバレーボール男子優勝候補は
出場国はまだ出そろっていませんが、リオ五輪で優勝候補の筆頭と目されているのが地元ブラジルです。
サッカーのイメージが強いブラジルですが、実はバレーボールも国内にプロリーグを有する人気競技のひとつ。
高さと速さ、うまさを兼ね備えたプレースタイルは「高速バレー」や「3Dバレー」などとも呼ばれ世界から恐れられてきました。
最新の世界ランキングでは堂々の1位。
4年前のロンドンオリンピックでは決勝で2セットを連取しながら、そこからロシアの逆襲に遭い銀メダルに終わっただけに、地元開催の五輪で雪辱をという意気込みはひとしおでしょう。
一方、ロシアは、ロンドン五輪金メダルの立役者となったドミトリー・ムセルスキー選手に注目です。
218センチもの長身から繰り出す、打点の高いスパイクは迫力十分。
また2014年世界選手権優勝のポーランドや、エースのマシュー・アンダーソン選手を擁し2015年のワールドカップを制したアメリカなどにも金メダルのチャンスがあります。
バレーボール男子日本代表は若手の成長がカギ
5月末から開かれる世界最終予選でリオ五輪の出場権獲得を目指している日本。
現在世界ランキングは14位。
出場国の中ではアジア3番手、全体でも6番手と苦しい状況ではありますが、2015年のワールドカップではアジア最上位の6位入賞を果たしていますので、それほど力の差があるわけではありません。
五輪出場のカギとなるのは南部監督自ら「NEXT4」と名付け、将来の日本代表の柱と期待する4人の若手、石川祐希選手、柳田将洋選手、高橋健太郎選手、そして山内晶大選手です。
特に石川選手は、高校時代2年連続で高校3冠に輝くなど早くから逸材として注目され、2015年のワールドカップで一気にエースに成長しました。
報道では右ひざを痛めているということで、その回復具合が気がかりですが、ぜひ若さあふれるのびのびとしたプレーでチームを引っ張ってほしいですね。
[adsense]男子バレーリオ五輪出場国一覧。優勝候補や注目選手紹介も のまとめ
地元ブラジルや前回ロンドンオリンピック金メダルのロシアなど、強豪同士のレベルの高い戦いが予想されるリオ五輪。
日本にとって、2大会ぶりの五輪出場への道は決して簡単ではありませんが、力のある若手を中心に何とか世界のライバルたちに食らいついていってもらいたいです。
また、ここでの頑張りが、必ずや4年後の東京五輪での躍進の糧になることと信じています。
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