ワンピース(尾田栄一郎先生作)第870話「訣別」(2017年7月3日発売の週刊少年ジャンプ31号掲載)のネタバレや考察・感想をご紹介していきます!
※ワンピース第869話「KXランチャー」のネタバレや感想はこちらの記事にまとめていますので、まだチェックしていない方はチェックしてから当記事をご覧になることをオススメします!
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ワンピース870話「訣別」ネタバレ・あらすじ紹介します。
「出てこいベッジ!!麦わらァ~~~~!!!」
正気に返ったビッグマムのお怒りはとどまることを知りません。
城の中から顔をのぞかせて、「ベッジはあたしの夫、子供もいるし、見逃して」と実の娘であるシフォンが懇願しますが、余計に逆鱗に触れてしまいます。
彼女が憎く思う『ローラ』にそっくりなばかりに。
「・・・・…!!ママ……!!!」
「てめぇも暗殺の共犯かァ!!!明日のおやつが食えると思うな!!!」
ガン、ボコン! ベッジの城を攻撃する手をゆるめません。
実の母にそのような扱いをされ、シフォンはショックを受けてしまいます。
城が壊れ、ベッジが死ねば中のもの達…「ファイアタンク海賊団」「麦わらの一味」「ジンベエ」「ジェルマ66」は全員、外に放りだされてしまいます。
ビッグマムのすさまじい攻撃に、それも時間の問題です。
結婚式や茶会をめちゃくちゃにした憎い敵となってしまった彼らを
ビッグマムの子供達…カタクリ達も一網打尽にするつもりで待ち構えています。
一方ベッジの城内部では…
ビッグマムの攻撃に、苦し気な声を上げ、ベッジが倒れこみます。
「おれ、やっぱ外出てぶっ飛ばしてくる!!」
「ダメよルフィ!!チョッパー止めて!!」
その光景に辛抱ならなくなったルフィは飛び出そうとしますが、冷静な目を持つナミが力づくで止めるよう指示します。
「おい!離せよ!!」
「返す刀で戦わないで!!私達はサンジ君を連れ戻す為にここへ来たんでしょ!?
『歴史の本文(ポーネグリフ)』の写しも手に入れたし」
「………」
神妙な面持ちのサンジ。
「応戦するヒマがあったら脱出する策を考えるの!!戦うつもりならゾロ達も連れて全員で来てた!!そうでしょ!?」
「ルフィさん、ナミさんの言う通りです。今回は少数だからこそここまで侵入できたのです。全員無事にゾロさんの待つワノ国に向かいましょう!!」
至極まっとうなナミの意見に、ブルックも援護します。
「見ろ!!ベッジが!!じゃ、どうすりゃいいんだ!?おれ達の分の攻撃受けてんだぞ!?」
今もみんなを守るために一人で攻撃を受け続けているベッジの前で、ルフィは納得がいきません。
「死なせるわけにゃいかねえんだよ!!!」
「あんた―――!!」
「頭目(ファーザー)~~~~~!!!」
ベッジの男の中の男らしい矜持に、シフォンも部下たちも大号泣です。
そして、ベッジが体勢を立て直すと「全員が助かる方法が一つだけある」と言います。
それは、この城はベッジの内部ですが、ベッジが生きている限りこの空間に影響はないそうでそれは、ベッジが生身の人間に戻ってもおなじなのです。
その一つだけの方法が、これでした。
シーザーは外に出された瞬間、待ち構えている奴らにハチの巣にされるから成功確率は0%だと焦ります。
『武装色の使い手』も多いので、シーザーがガスになれても意味がないのだと。
ギャーギャー騒ぐシーザーの背後で、今まで黙っていたジャッジが口を開き、サンジに一つ質問をしました。
『なぜ、憎き仇である自分たちを助けた』のかと。
サンジの答えは、過去の過ぎ去った恨みに固執して、血の繋がりのある家族の死をあざ笑うような小さい男になったのかと、養父であるゼフに顔向けの出来ないような生き方はしないからだと言い切ります。
「13年前、ジェルマから逃げ出したヴィンスモーク・サンジは海で一度死んだんだ。お前もそれを望んでた」
父親としてあまりに残酷な、ジャッジの幼いサンジを傷つけた言葉を思い出します。
『私がお前の父親である事は、絶対に人前では口に出さないでくれ。汚点なのだ』
「……だから認めろ!!!」
「………!!!」
ジャッジの胸ぐらを掴み、サンジは語気を強めます。
サンジとジャッジの『訣別』を、ルフィたちも、レイジュ達も、言葉もなく見届けています。
ジャッジの顔は、複雑そうに歪みます。ですが
「よくわかった… 約束しよう。もうお前にも、『東の海(イーストブルー)』にも近づかん……!!」
今もなお、ベッジはビッグマムの攻撃を受け続けています。
「放っときゃてめぇも死ぬんだぞ、シーザー!!」
煮え切らないシーザーに、ベッジ。
そんな中、口を出したのはジャッジです。
「なんでてめぇがおれの行動を決める!!?高飛車は変わらねェな!!ジャッジ!!」
ジャッジに向い怒りを爆発させるシーザーの言葉に、ブルックもナミも「?」を浮かべています。
「そうか、ジェルマも空を飛べるんだったな。ーーじゃあ置いていくぞ?」
「構わん」
苦しそうなベッジは、ジャッジにそう確認します。
ルフィも時間稼ぎの助太刀をしようとしますが、サンジに「彼らなりのけじめだ」と止められてしまいます。
外野で話がまとまっても、シーザーは納得がいっていませんでしたが、ベッジに握られた心臓で脅され、しぶしぶ行動に移します。
城を解除し、思った通り狙い澄まされていたビッグマムたちに一斉に攻撃を食らい始めます。
泣きながら怯えるシーザーの前に護衛をする用に立ちはだかるジェルマ66。
「急げ」
ビッグマムの攻撃に、真っ先に狙われたのはレイジュで。
「どきな!誰一人逃がさねぇよ!! お前からだジェルマの小娘ェ!!!」
一斉に、レイジュが標的にされかけた所で
生身に戻ったベッジから飛び出すのは…
「ゴムゴムのォ~~~~」
「悪魔風脚(ディアブルジャンプ)“牛すね肉(クロッス)”」
「“象(エレファント)”」
サンジとルフィが、レイジュを守るために飛び出しました。
「お前、出るなっていったくせに!」
「おう!出るなよ おれァいいんだ!!」
「ずる~~~~っ!!」
ルフィとサンジが軽口を言い合っています。
飛び出していった二人を、どうすんのバカ-!!と泣きながら罵倒するナミとブルック、チョッパーで、第870話が終わります。
ワンピース最新第871話はこちら
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ワンピース第870話感想
ベッジが漢前過ぎる件と、サンジとジャッジの『訣別』にしびれた870話ですが…
ネット上での感想はどうだったのでしょうか?一部ご紹介しますね!
これ恥ずかしくて言いづらかったのですが、今週のワンピースでビッグマム相手にルフィとサンジが飛び出して行ったの、めっちゃワクワクしちゃった
— ㅤ (@nyalra) 2017年7月5日
黙って逃げるタマじゃないとは思っていました。予想は付きましたが、やってくれるとやっぱりワクワクしますね!
[ONE PIECE-ワンピース-第870話]ジャッジがベガパンクと共に海外の無法な研究チームに居た時、シーザーもその場にいたんだろうね!シーザーの性格的にジャッジとソリが合わなそうだ。笑https://t.co/66Q9BkMNan pic.twitter.com/9dSwHJwiEZ
— ONE PIECE(ワンピース).Log (@manganouA) 2017年7月3日
ジャッジとシーザーがお知り合いだったことが判明して、何かの伏線になるんでしょうかね。気になる一件です。
週刊少年ジャンプ2017年31号の掲載順をご紹介
31号はこのような掲載順になっていました。
上から
・ゆらぎ荘の幽奈さん(巻頭カラー)
・ONE PIECE
・鬼滅の刃
・食戟のソーマ(センターカラー)
・HUNTER×HUNTER
・僕のヒーローアカデミア
・約束のネバーランド(センターカラー)
・火ノ丸相撲
・ハイキュー!!
・Dr.STONE(センターカラー)
・クロスアカウント
・想いよ届け(読み切り)
・銀魂
・シューダン!
・青春兵器ナンバーワン
・ROBOT×LASERBEAM
・斉木楠雄のΨ難
・ぼくたちは勉強ができない
・腹ペコのマリー
・磯部磯兵衛物語
作者コメント欄
で、20作品になっています。
『ワンピース』今週の掲載順番は2番目、巻頭は記念カラーの『幽奈さん』ですので、アンケート上は1位だった可能性も高いですね。
上位3つ以内…いつもと変わらない定位置といった感じですね。
ここ5週の掲載順番は『2番、3番、2番、3番、休載(最新号から)』ですので、先週と変わらず平均して2.5番位になっています。
まとめ
深刻なダメージを受けながらも、家族と仲間を守るために体を張るベッジが格好良い第870話でした。
タイトルの『訣別』は、サンジとジャッジ達もですが、ビッグマムとシフォンもなんでしょうね…色々重ねられてそうです。
子供の心のまま成長してるビッグマムは、やっぱり可哀想というか…化け物そのもので恐ろしいですね。
黙って逃げられる性質ではないルフィですので、この展開は予想できますが、やはりワクワク嬉しいですね!!
姉を守るサンジにもしびれます…。ルフィとサンジとの共闘、これからのバトル展開が楽しみです!
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