『僕だけがいない街』は、漫画の実写化映画です。原作の漫画はヤングエースにて2012年7月号から2016年4月号まで連載されていました。
原作完結の2週間後に実写映画が公開されるということで、目が離せない作品です。
今回は映画版『僕だけがいない街』のネタバレも含みつつ、キャスト・主題歌についてもまとめてみました。
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映画『僕だけがいない街』主演は藤原竜也さん!
実写化に当たって主人公・藤沼悟役は、あの藤原竜也さんが演じます。
藤原竜也さんと言えば「デスノート」の夜神月役、「るろうに剣心」の志々雄真実役などで有名ですね。漫画の実写版はだいたい原作ファンから不満の声が上がるのが常ですが、藤原さんが出演している作品は原作ファンも納得させ大成功を収めています。

そしてヒロインと言えるバイト仲間の片桐愛梨役は有村架純さんが演じます。
主演作の「ストロボ・エッジ」「ビリギャル」がヒットしていますね。
「ストロボ・エッジ」も漫画の実写化映画です。

漫画実写化作品を成功に導いている2人が出演ということで、原作ファンも興味津々なのではないでしょうか。
小学生時代の主役2人を演じるのは中川翼さんと鈴木梨央さんです。
中川翼さんはオーディションで選ばれ、鈴木梨央さんは連続テレビ小説「あさが来た」に出演で話題となっています。
原作を読まれている方はご存知だと思いますが、この作品は小学校時代もとても重要な物語となっています。
そこをこの子役2人がどう演じるのか楽しみです。
また、主人公の母親役は石田ゆり子さん、小学校時代の教師役を及川光博さんが演じています。フレッシュな子役と、人気実力ともに備わった役者を配したこの実写映画、公開が待ち望まれます。
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1分で分かる『僕だけがいない街』(ネタバレ含む)
主人公藤沼悟は「リバイバル」という特殊能力を持っています。
「リバイバル」とは「時間がある時点まで何度も巻き戻る現象」です。本人の意思とは無関係に発動し、遭遇する事件や事故などを未然に防ぐまで何度でも繰り返されます。
藤沼悟はこの能力によって29歳の2006年と、小学生時代の1988年を行き来します。
そして、どちらの時代でも殺人事件にかかわることになります。
2006年では母親が殺され、その容疑者として追いかけられることになり、1988年では悟の同級生が連続誘拐殺人事件の被害者となります。
両方の時代において、悟は殺人事件を未然に防ごうと行動します。
「リバイバル」を繰り返していく中で、事件に関する新たな事実に気づくとともに、かつては気づかなかった人の思いや愛情と言ったものも知り、変化・成長していきます。

映画『僕だけがいない街』の結末は原作と違う?
原作がすでに完結しているということで、原作を読めばすべてネタバレしてしまう?と思われそうですが、映画は映画でのオリジナルエンディングとなるようです。
原作と違う結末を用意すれば、ファンこそ「見たい!」となるので興行収入も伸びそう…良い作戦ですね!
タイプリープものは矛盾が気になったりしがちですが、そんなことはまったくなく、パズルのピースが嵌るように伏線が見事に回収されています。
原作ファンの方が考察サイトなどで伏線を確認されたりしていますが、すっきりと回収されている上、小ネタともいえる伏線が散りばめられているようで、かなり考えぬいて書かれているようですね。
原作の結末に対して映画版『僕だけがいない街』がどのようなエンディングを用意するのかとても気になりますね!
公開日に観に行きたいと思いますので、期待を裏切らない結末を見せてもらいたいです。
ちなみに原作の犯人は、ネットを見ると意外と「予想通り?」という声があります。
しかし、犯人が判明するまでの過程やそこからの展開が面白いというのも、『僕だけがいない街』が近年稀に見る名作となった理由のひとつと言えそうです。
主題歌の栞菜智世(かんな ちせ)って誰?
本作品の主題歌を歌うのは、これがデビュー曲となる栞菜智世(かんな ちせ)さんです。
楽曲のプロデュースをしているのは音楽プロダクション『agehasprings』の代表・音楽プロデューサーの玉井健二さんです。
agehaspringsはクリエイターのプロダクションなので、表に出て活躍しているミュージシャンが所属しているわけではないのですが、クオリティの高いJ-POPはagehasprings所属のクリエイターが関わっているケースが多いんです。
ホームページを見たら、最近女性を中心に人気急上昇中の作家でコラムニストのジェーン・スーさんも所属していてビックリしました。
と、話が逸れてしまいましたが…
玉井さんは栞菜さんの歌声に「初めて知る痛みのような感触と、ずっとまちこがれていたような響きが混在する掛け値なく唯一無二と呼べる歌声」とコメントしています。
プロデューサーの春名慶さんは、映画のエンディングに「あの人やこの人の愛や思いが、その記憶があったからこそ、今の自分が存在する」というメッセージを歌の世界で作りあげてほしいとリクエストしたところ、出来上がってきたのが本楽曲です。
ピアノやストリングスのアレンジがJ-POPのヒットの法則を知り尽くしたagehaspringsらしさ全開ですね。
主人公・悟を反映した歌詞も映画を見終わって聴いたらグッときそうです。
正直なところ、『僕だけがいない街』の空気感に対しては少し王道すぎるかなぁと感じたりもしましたが、藤原竜也&有村架純での実写版ということを考えるとこれで良いのかもしれませんね。
この曲を聴くと結末だけでなく、作品全体もマンガとは違った空気感になるかもしれませんね。
さらに映画『僕だけがいない街』が気になります!
映画『僕だけがいない街』公開日は2016年3月19日(土)
以上、『僕だけがいない街』のキャスト・主題歌について、少々のネタバレ感想を含めつつまとめてみました。
本作品はミステリー(最後まで犯人が分からない物語)より、サスペンス(犯人が分かっていて、その上で緊張をもって展開を追う物語)に近いのかもしれません。
途中で犯人がわかってしまってもさらに魅せてくれる物語、楽しみですね!
【追記】映画『僕だけがいない街』公開後の感想
僕だけがいない街
ラストちょっと不満あるけど良かった pic.twitter.com/6iBXvNtZHr— ノブ (@macya1U) 2016年3月20日
<僕だけがいない街>
吉田と見ました!
ラストが原作と違っててネタバレではないかんじ。ただ、ちょっと略しすぎたかな。原作を読んでないと伝わりづらかったかな。でも、画はよかった! pic.twitter.com/OAu7H13Gcf— 岩田 和弥 (@GurumeZakki) 2016年3月20日
僕だけがいない街。映画あんましやったなー。ちはやふる見たい
— うえのけびん (@UKevin8) 2016年3月20日
僕だけがいない街、観てきました。
感想を一言で言うと、めっちゃ藤原竜也。— トモ (@tomo3fuji) 2016年3月20日
僕だけがいない街見てきたー とても面白い絶対見るべき
— S S (@SaekiSyota) 2016年3月20日
原作が人気の作品なので、もちろん賛否は分かれるところですが、割と好意的な意見が多い印象でした!
約2時間にまとめているので、ストーリーは原作と結構違うようですが、その潔さが良い評価に繋がっているようですね。
アニメ版『僕だけがいない街』も最終話直前で一気に原作と違うストーリーになったので、マンガ・アニメ・映画は似て非なるものとして楽しむのがベストですね!
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